こんにちは。
フィネススタッフのエヌです。
先日の岸ジギ朝練が楽しくて、湾岸セミナーを明日に控えた週末の土曜日にまたもや出かけてしまいました。
今回、師匠である泉さんがお出かけ中なので、単独で「おさらい」をしてみようという訳です。
釣場へは午前6時に到着。
スーパーシンプルなセッティングの岸ジギは、気持ちを真っ直ぐに釣りに向けられて、なんだか清清しい気分になれます。
私流ではない、「本家泉流岸壁ジギング」を流れを追って練習していきますよ〜。
ジグをチョイスしたら、まずは大事なラインとの接続。
泉さんのお薦めは、ジグにバレーヒルのBB岸壁スイベルをセットして、その溶接リングにメインライン(又はショックリーダー)を直結する方法です。
よくスナップ等を使用している人を見かけるそうですが、接続部分の自由度が上がりすぎてトラブルになる可能性が高いそうです。
例えばチェイスしてきた魚が、トラブルが原因でジグを見切ってしまう事も考えられる・・皆さんも是非直結で試してみてください。
私はジギングなど結束部に瞬発的な力のかかる場合、ちょっとたくさんのラインを使ってしまいますが、結束部がライン二本でサポートされ非常に強度の安定しているパラマーノットを使っています。
ジグの着水時の入射角度やベイトリールのサミングのかけ具合、壁際からの距離などまずは最も基本的な動作のチェックをしながら進んでいきます。
セットしたジグのウェイト、形状などにより着底までの時間が微妙に変わるので、ジグを結び直したら必ず一投目は、着底までの時間をカウントしておきます。
そして、フォールしながらその着底カウントまでの間に「コンッ!」と何かがジグに当たる明確な感触は、ほぼ全てシーバスのバイトですので、まずはフォールでのアタリを取れるように集中します。
「コンクリートの壁や底に当たったんと、ちゃうのー?」
と、ご指摘の皆さま。
ハイハイ、ご安心下さい。
正にその質問を私が訪ねてみました。
すると、泉さん曰く「その事が気になる場合は、着底の感触をしっかり感じて覚えてみます。ねっ、意外と明確な感触は来ないですよねー。魚のアタリは明確ですよ!」
この、フォールでのアタリを取りやすいので、ベイトタックルが必要なんですねー。
アタリ→サミングでスプールを押さえる→瞬間的なハンドル操作によるクラッチの戻し→アワセ。
これが、素早く確実に出来るようになれば、かなりの確立でフッキングが成功するとの事。
開始30分で3回当たりましたが、上手くフッキング出来ませんでした。
カウント6で着底するエリアで、カウント2〜3でアタリましたので、表層を意識したワームフィッシングを試してみました。
COREMANのNEWタイプジグヘッド「PH-01パワーヘッド」に、弊社のバス用デザインされたジャック・イン・ザ・ボックス/スキニーショット5.5インチをヘッドから1.5インチカットしてセット。
波止際へポチャリと落として約15m位ラインを出してから、「テクトロ」開始。
えっ、テクトロってなに?という皆様に・・
説明しよう!(ヤッ○ーマン風)
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波止際に回遊、居着いているシーバスに効率良くルアーを見せる方法で、投げて・巻くではなく、歩いて・トローリングする・・「テク」テク歩きながら「トロ」ーリングするその動作の頭の言葉をつなぎ合わせた言葉である。
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やはり、30分で5バイトありましたが、スーパー・ショートバイトばかり。
「ショートバイトへの対応は、人間側ではなくソリッドティップの繊細なロッドにサポートしてもらうのがベストですよ。」
という泉さんの言葉を思い出した。
岸ジギロッドでのワームのテクトロには、厳しい状況かも・・ジグに戻そうかなー、と思った時に「コォン・・グィーーーン」とロッドが絞り込まれた、ヒットだ!
コンディションの良い魚で、何度も締めこむ最高のファイト!ええ感じです。
本命のジグに戻り、基本動作を繰り返しながら進んでいきます。
フォール・バイトも少なく、ジャークでもまだバイトが得られません。
波気のある潮当たりの良い、波止エリアに入ってみました。
偏光グラスをかけているので、注意深く水中を覗き込んでみると・・・カタクチイワシがワサワサしている。
ジグのカラーを派手目のオレンジから、ベイトフィッシュライクなブルーシルバーにチェンジ。
チヌの落とし込みのおじさんをかわしながら、諦めずに丁寧に繰り返していると・・
「よし、ジャークに来た!」
「水中では、かなり暴れても外れないジグが、水面でテールウォークしてしまうと簡単に外れてしまいますよ。飛ばさないように、飛ぶ寸前でテンションを緩めるといいですよ。」
泉さんからのアドバイスを、思い出してながら・・・復習をちゃんと出来たようで、スムーズにキャッチ出来ました!
ジグのカラーチェンジ、潮のタイミングも良かったのか、この後続けて5バイトあり3匹追加しました。
5バイトの内4つは、表層のフォールバイトでしたので、明確なイワシにつくパターンだったと思います。
ええ感じになってきたので、もう一時間釣りたかったのですが・・・ちびっ子達との約束があるので、ストップフィッシングとしました。
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家族との行事も楽しんで、短時間で楽しめるシーバスフィッシングは20〜50才台のお父さん、お母さんにもお勧めの釣りですね。
特にデイゲームは、安全に釣りが出来るし、周りの人とも挨拶しやすい(ナイトゲームで見知らぬ人が、近づいて来るのも、ちょっと怖い部分もありますから。)ので、お友達の輪が広がりやすいし、情報交換もしやすいので、スキルアップしたい!と思われている方にはとても良いものだと思います。
今まで、視野に入っていなかったエリア、時間帯にシーバスを狙ってみる・・というだけで、新しいモノにチャレンジしているワクワク感があり、まだまだ発展途上にあるこの釣りは、皆さんが新しい釣り方を見つけ出して楽しめる・・なんて事も、起ると思います。
今回の釣行で、私もちょっとおもろい事を思いついてので、また試しに行きたくなってます。
あかん、ハマッている感じです!笑
では、また。
<タックル紹介>
ロッド:がまかつ ラグゼ・デッキステージ斬鱸B70H-F
リール:中型ベイトキャスティングリール
ライン:アプロード レーザーサイト(フロロ)12lb.
リーダー:クレハ シーガーグランドマックス6号
ルアー:シマノ スティンガーバタフライ28g
コアマン NEWタイプジグヘッド「PH-01パワーヘッド」+
ジャック・イン・ザ・ボックス/スキニーショット5.5インチ(1.5インチカット)
(偏光グラス/宅配のめがねやさん仕様)
レンズ:TALEX
イーズグリーン/ハードマルチコート・・曇り空などの光量の少ない状況下において、明るい安定した視認性を確保できます。岸ジギでは着底、フォールでのあたりなど、ラインの動きをチェックすることがとても重要なので、水面の乱反射を抑えてくれる良質の偏光グラスはマストアイテムです。
フレーム:ジール・オプティクス SION
フレーム素材にチタニウムを使用。テンプルには、軽く柔軟性のあるエストラマーでサポートされ、しなやかで痛みなどは全く無く、抜群のフィット感により「かけているのを忘れるぐらい」軽く感じられます。